忘却通信の安全性

  • Information-Theoretic Conditions for Two-Party Secure Function Evaluation
    • Claude Crépeau, George Savvides, Christian Schaffner, Jürg Wullschleger

EUROCRYPT 2006 の論文です.これまで提案されてきたいくつかの情報理論的安全性に関する二者間の安全な関数評価プロトコル(忘却通信含む)の安全性定義は実は不十分で,一番良いとされている定義も複雑で使いにくい,ということを踏まえて,その一番良い安全性と等価な分かり易い(universally composable security と似た流儀の)安全性を与えています.安全な忘却通信を定義することは一筋縄ではいかないようです.